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西会津高校 学校運営協議会②

 9月18日(水)の午後、「令和6年度 第2回学校運営協議会」が本校で開催されました。(第1回の様子は、「西会津高校 学校運営協議会①」をご覧ください。)

 この日も、第1回目と同様、学校運営協議会の前に授業参観を実施しました。その様子を紹介します。

 1年生は言語文化の授業で、芥川龍之介の「羅生門」を行っていました。
 先生から生徒への発問が多くあり、生徒もその発問に対して、しっかりと反応している姿が見られました。

学校運営協議会の委員の方々も参観していました
教科書です
先生の話を真剣に聞いていました

 2年生は化学基礎の授業で、物質量と化学反応式の「原子量・分子量・式量」の単元の実験を行っていました。

 課題に沿って、班ごとに実験を行い、その課題に取り組んでいました。

課題2です

 課題2の解答が導けたら、班員全員が先生のところに行き、導きだした解答を説明していました。

課題を解くためのヒントです
先生に説明している姿
参観の様子

 3年生は、進路等に合わせて履修している選択β の科目(論理・表現Ⅱ、簿記、地域探究)の授業を行っていました。

 論理・表現Ⅱの授業です。
 履修者1名のため、生徒のペースに合わせ、先生が寄り添いながらの授業でした。これも西高の魅力・特色です。

自分の力で答えている姿が見られました
教科書です

 簿記の授業です。
 一人一人の生徒に投げかけながら、生徒が築き上げていく、演習を取り入れた授業でした。

資格試験に向けて勉強しているのかな?

 スクールカウンセラーの先生も授業参観していました。
 来校日には、教室まで出向き、生徒たちと触れあっていただいています。感謝です。

生徒は真剣、後ろにはスクールカウンセラーの先生が授業参観

 地域探究の授業です。
 一人一人が地域の素材・課題等を見つけ、自ら課題を設定し、主体的に取り組んでいる姿が見られました。

 折り紙を使って、作品を創っていました

何を作っているのかな?

 ICTを活用しての探究、タブレット端末を見ながら、自ら取り組んでいます。

動画を見ながら作成していました

 調理台に西会津名産の「車麩」が置いてありました。

「車麩」です 

 何かを開発しているのかな? 

作業しながら、タブレットを使って、作業記録のための撮影

 先生にアドバイスをいただきながらの活動、生徒の笑顔、これが西高の探究の魅力です。

先生とのやりとりの様子

 授業参観後、第2回学校運営協議会が開催されました。

要項の表紙

 会長及び校長あいさつ後、事務局から「令和6年度学校教育中間報告」、校長から「令和7年度学校経営・運営ビジョン」の提案と「西会津高等学校の今後について(取組と対応)」についての説明、学校運営協議会の委員であり本校探究コーディネーターの佐々木雄介さんより「西会津町デシディムの活用」の提案があり、委員の皆様から御意見をいただきました。

廣瀬会長あいさつ
校長あいさつ
事務局からの報告
校長から「令和7年度学校経営・運営ビジョン」の提案と
「西会津高等学校の今後について(取組と対応)」についての説明
校長の提案及び説明を聞いていただいています
質疑の様子1
審議の様子
質疑の様子2
佐々木さんより「西会津町デシディムの活用」の提案

 提案資料(抜粋)です。

 「西会津町デシディムの活用」すると、

 公開日は「10/1(火)」を予定しています。

 「西会津町デシディムの活用」についてのPRは、町役場やケーブルTV等を考えており、デシディム担当の企画情報課とやりとりしている。また、学校を通して保護者の方にもPRしたいと考えています。

 休憩後、グループ協議を行う予定でしたが、時間が押していたため、委員の皆様一人ひとりから「西会津高校の魅力化、特色化」について、御意見いただきました。

委員からの御意見の様子

 本日、いただいた主な御意見は以下のとおりです。

【令和6年度学校教育活動中間報告について】
・令和7年度以降の入学生の2年次に授業内で実施する「介護職員初任者研修」の説明後の反応についての質問があり、中学生、保護者、先生とも「授業内で研修が受講できることに肯定的な反応であった」と伝える。
【令和7年度学校経営・運営ビジョン(案)について】
・介護職員養成のことをこのビジョンに入れてはどうか。
・礼法指導や頭髪指導に関しては、校則のこともあるので、生徒の自主性を育てるような文言にしたほうがよいのでは。
【西会津高等学校の今後について】
・学校運営協議会として、PTAとして、学校存続のことは考えていかなければならないと思っている。
・以前、西高の存続に関する会議に参加していたときがある。このとき、「かなり特色を出さないといけない」という議論だったが、県には予算がないと言われた。
・2~3年前まで、西高にいた相談カフェの谷口さんの存在は大きかった。相談カフェの谷口さんがいたときには何度か学校に来たときがある。谷口さんがいると、生徒たちも元気はつらつだった。町の方で地域おこし協力隊の予算措置はできないのか。
・小中高の探究学習の合同発表会はできないか。
・探究コーディネーターの存在は大きい。現在、学術団体の助成金で令和7年度まで人件費等を対応している。今後、予算がないとコーディネーターを依頼することができなくなり、令和8年度以降学校としては困る。よいお知恵はないか。
・学校に多くの人が関われるとよい。教員も一人でも多く配置していただけるとありがたい。
【西高の魅力化、特色化について~ 学校、地域のwell-beingの実現に向けて】
・西会津町の西会津高校を知ってもらうことである。
・中学1年生の段階から、西高の教育活動を子供たちが理解できるとよい。早い段階で進学先を決める子供もいる。決める前に西高のよさを知ることができるとよい。
・子供たちは、先生によってその教科が得意になったりすることがあるので、魅力ある先生になるためにも自分を磨いてほしい。また、相談カフェに谷口さんのような人を配置し、子供たちの成長につなげてほしい。
・今年度から西高ゼミをスタートし担当している。大人たちも子供(生徒)に探究していく姿勢を見せていくことも大切だと痛感しており、試行錯誤しながら進めている。探究の授業において「西高らしさ」を出すことの難しさを感じている。自分の意見を言えない子、生きづらさを抱えている子もいる。相談カフェの谷口さんの存在は、将来、社会に出る上で、地域も含めのケアであり、コミュニケーション力の向上につながっていたのかもしれない。
・自分らしさという状態がwell-beingならば「得意なこと、好きなこと、やりたいこと」が社会に求められていることなら、自分らしさを進めることができると思う。たとえば、それが介護福祉であれば、町でバックアップできればよいと思う。何事も、好きになっていただき、自分らしさ、自分らしく、それが西高らしさになるとよい。
・相談カフェのニーズや生徒の居場所づくり、生きづらさを感じている生徒など課題があると感じた。町として西高の存続について支援したい。谷口さんという人物がとてもよかった。もし、地域おこし協力隊で配置になった場合、次の方がどういう人がわからない。もしかしたらギャップもあるかもしれない。
・現在、卓球教室(毎週木曜日夕方に本校体育館で実施)に高校生も混ざっている。大人と練習できるよい機会となっている。予算がないのだが、私の希望としては、卓球の引退した一流選手や大学社会人で経験した選手を講師として数回呼ぶなどして、西高卓球部へ入部を希望する生徒が増え、西高の入学者増につながるとよいと考えている。不登校については、中学校のとき不登校の生徒が、高校で活躍する場合もある。先生方の努力も必要である。
・服装、頭髪も上からでなく、生徒の自主性を生かすような大人の姿勢も大切である。生徒のやりたいことなどデシディムなどを活用しながら地域の方に協力を得られるとよい。また、相談カフェを広くして、町内外の人も入れるようにしたり、当番制にして開いたりなども考えられる。
・思ったことを言い合って、そこから一つでも達成できるようにしていきたい。また、探究を通して、自主性を育み、やりがいを見つけ、自分らしさへ、そして西高らしさへつながっていければよいと思う。西高が魅力、特色そして活力のある地域に根ざした学校になるためにも、そこに(探究に)メスを入れていきたい。

 建設的な御意見、率直に思っていることを言うことができる協議会となりました。そして、対話を通して「西会津高校のために」という思いについて、委員の皆さんと確認することができました。

 次回の学校運営協議会は、令和7年2月19日(水)に開催します。
 協議内容については、「令和6年度学校教育の報告」、「令和6年度の成果と課題」、この協議会でいただいた御意見等を精査して、校長から提案のあった「令和7年度学校経営・運営ビジョンの承認」と「西会津高等学校の今後について(取組と対応)の確認」等となります。

 これからも、委員の皆様、そして地域の皆様と対話を重ねていきたいと考えております。
 小・中学校の子供たちが「西会津高校って楽しそう、こんな学習もしているんだ、西会津高校で学んでみたい」と思える学校にするために、力を貸していただければと思います。よろしくお願いします。

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