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西会津高校 和紙作り【第三弾】完結編

西会津町ゆかりの和紙として「出ヶ原和紙」があります。
かつての会津藩の御用紙です。

地域連携活動、和紙漉き体験の第3弾として
10月25日(水)を利用して、1,3年生34名が
和紙漉き体験をしました。

今回も滝澤さんに御指導いただきました。
今回は、西会津町出ヶ原地区の工房です。

前回、取った白皮から、工程を経て水の入った桶の中で、
皮に残ったゴミや傷を手作業で取り除きます。

原料を、石の上で、棒で叩き繊維を柔らかくほぐします。

舟に水を溜めて、材料を入れて竹棒でかき混ぜます。

実際に和紙漉きです。
コテという木の枠の道具で舟水を汲み上げて揺することを何度か繰り返し、紙を漉きます。

漉いた紙は、重ねたり、水分を減らしたりした後に、乾いたら完成です。

楮(こうぞ)という木から、和紙になるまでのすべての工程を体験しました。

実際に楮(こうぞ)という木から紙になることに感動を覚えました。その間の工程は、たくさんあり大変でした。紙の大切さやありがたみ、手作り和紙の温かみを感じました。

今回作成した和紙は、3年生の卒業証書として活用します。
西会津町の伝統工芸に触れ、地域理解とともに、歴史・文化について学び深められた貴重な体験となりました。

(日本教育公務員弘済会の小規模校県立高校対象教育助成関連事業)