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西会津高校 学校運営協議会③

 2月19日(水)の午後、「令和6年度 第3回学校運営協議会」が本校で開催されました。(第1回の様子は「西会津高校 学校運営協議会①」、第2回の様子は「西会津高校 学校運営協議会②」をご覧ください。)

 この日も、第1、2回目と同様、学校運営協議会の前に授業参観を実施しました。その様子を紹介します。

 1年は家庭基礎で「乳幼児の生活と安全」の授業を行っていました。

 2年は数学Ⅱで「直線の方程式」の授業を行っていました。
 「GeoGebra」を使用してのICTを活用しての授業でした。

 授業参観後に、委員の方々から、乳幼児やICTを活用した授業を参観され、我々の時代には考えられない学習内容、学び方をしているとの感想をいただきました。

 授業参観後、第3回学校運営協議会が開催されました。

 会長及び校長のあいさつ後、校長から「令和7年度学校経営・運営ビジョン」の修正案の説明、事務局から「令和6年度学校教育活動の報告」、「スクール・ポリシー」の修正案の説明があり、委員の皆様から御意見をいただきました。
 その後、「令和6年度の成果と課題、次年度以降に向けて」の熟議を行いました。

廣瀬会長あいさつ
委員の皆様
校長あいさつ

 報告・協議・熟議の様子です。

 最後に、委員の皆様一人ひとりから「次年度以降に向けて」の御意見と御助言をいただきました。

 本日、いただいた主な御意見・御助言は以下のとおりです。

【令和6年度学校教育活動中間報告について】
・生徒のアンケートから「1人1人に寄り添った、小規模校に魅力」など、評価していい内容だ。素晴らしい。
・生徒アンケートから現代の生徒の現状がわかる。これを是正して、いい方向にもっていくのは先生方も大変だ。 介護職員初任者研修は、次のステップに向けて大きい。すごくいいことだ。これで西高に行きたいと思う生徒もいるのではないか。
・自分の意見を述べるのが苦手な生徒のケアをどうするのか。入学理由アンケートで「家が近い」とあるが、これを生かせている生徒がどのくらいいるか。放課後の時間を生徒たちが地域の中で有効活用できるとよいと思う。少人数だから、また西高だからできることなど、いろいろな人と交流する機会を作っていければ良いと思う。
【令和7年度学校経営・運営ビジョン(案)について】
・地域の祭りなどの行事が、人がいないという理由で出来ないことがある。地域との連携・協働とあるが、町の行事等の参加、協力はどのようにしているのか。野沢の祭りにも他の町内の生徒も、みこしや盆踊りは参加できる。
・中学生までは祭りなどに参加するが、高校生になると参加が減る。高校生になっても参加する人は大人になっても参加する。まつりも参加して「楽しい」と感じられるとよい。地域とのつながり、町の行事へできるだけ参加できるとよい。
【スクール・ポリシーについて】
・アドミッションポリシー②の地域貢献活動の「実践」だけではなく、「実践や学習」と入れた方がよいのではないか。
・地域活性化も、地域貢献活動もやらされ感ではダメで、町外に出たあと、戻ってこない。たとえば、山菜採りでも、山登りでもよい。「地域に関わることが楽しい」というのが大切である。その先に活性化がある。
・スクール・ポリシーは、県教委で示しているものであるため、県教委との調整も必要である。今後の検討とさせていただければと思う。
【令和6年度の本会議の成果と課題、次年度に向けて】
・探究コーディネーターの予算確保について、令和8年度以降、町からの支援の生徒活動支援の補助金予算要求で可能だと思う。相談カフェは前任者の人柄、存在が大きかった。町からはなかなか難しい。高校の方で、県からは支援できないか。町の小中学校に心のオアシスがある。常駐は難しいが、派遣もアイデアの一つである。
・介護福祉課では、小中学校にも入っている。認知症サポーター養成講座などで、機会を増やしていきたい。3年次認知症サポーター養成講座を終了した方がステップアップ研修を受けることができる。学んだ知識を活用する場としてチームオレンジを立ち上げ、令和7年度からスタートする。
・地域との連携活動がマッチしたら、生徒募集にもつながると思う。
・地域連携について、貴重な協議の場である。大変うれしく思う。
・ノウハウやこれまで積み上げてきたものなど、引き継ぎできるようにしなければならない。次年度途中からでも地域おこし協力隊など、追加でコーディネーターが関われればよい。地域探究の5コースについてどう実現していくか。また、相談カフェ、生徒たちの放課後、自分たちで新しい立ち寄れる場所などどうやってつくるか課題である。
・西会津町の現状ではいろいろな面を考えると相談カフェの人材を確保するのはなかなか難しいところである。人ありきから、どう仕組み化、予算化していくか。行政からどう人探しするか。協力隊は国の予算で、各自治体での取り合いである。また、管理責任をどうするか。近くに、主体的にカフェを立ち上げている人がいればラッキーで、そこの支援をすればよい。今は、ノウハウない。他県では、探究と相談カフェ一緒にやるような高校魅力化コーディネーターが入っている学校もある。その人材について、町からの予算、高校常駐とすると、管理指導はどうするか。町も常駐先に依頼、高校側もうちの管理ではないからと、指導はどうするかとなる。そのあたりも難しいところである。
・西会津で西高生に目立ってほしい。
・西高祭テーマ「雲外蒼天」は、昨年卒業式の祝辞の際に私が触れた。選んだ生徒は、その時の話を聞いてテーマに上げたと聞いた。「困難を努力して乗り越えた先には、明るい未来がある」と言う意味である。生徒たちの活躍に期待する。
・来年度は生徒や先生方と委員の方々との対話ができる場をつくれればよいと考えている。
・地域の方からもアンケートなど意見を聞けたらよい。

 これからも、委員の皆様、そして地域の皆様と対話・熟議を重ねていきたいと考えております。
 西高生が「西会津高校が楽しい、わくわくする」と思える学校、小・中学校の子供たちが「西会津高校って楽しそう、西会津高校で学んでみたい」と思える学校にし、子供たちが西会津町の良さを感じ、地域の行事等に率先して参加する生徒を育てていく、そんな学校にしていくために力を貸していただければと思います。今後ともよろしくお願いします。